きっかけ

きっかけ

都内で働いていた30代前半。結婚しこどもが生まれたことを機に奥さんの実家に移り住みました。2、3年は平日、東京へ電車通勤し夜遅く帰宅するという生活が続き、こどもとの時間を作るため、その後近くの会社に転職します。しかし、そこでは機械的な業務をわけも分からず繰り返すという毎日が続きました。

そんなとき1冊の本に出会います。小商いの本。そこには移住し、自営業に勤しみ街を盛り上げている人たちの姿が描かれていました。さらに自動販売機がたくさんある世の中なのに、どうして飲みものを売るお店がないのか。という興味深い内容にも惹かれたのでした。

もともとコミュニティづくりに関心があったので、これを自分がやることで、街の活気につながり人を繋げることができるかもしれないと思うようになります。また、ちょうどその時期、奥さまのやっていたハンドメイドの洋服づくりが軌道に乗りはじめていました。それが羨ましいという気持ちと、個人としてお店を持ち、自分も人と接したいという想いが重なります。

そして会社をやめる数週間前、あるお店の男性に相談します。定年までサラリーマンとして勤め上げ余生にカフェをやろうという想いがあること、コーヒーをあつかいカフェまでいかない規模でスタンド形式の店を考えていることを告げました。

そうしたら、歳がいくと体力や気力がなくなるから、やるなら今!稼げなかったらバイトすればいいし。みんな、やろうと思っていてもお店をはじめない人がほとんど。と強く背中を押してくれたのでした。

2022.9.16
中川章博