はじめに

はじめに

信号待ちの車が列をなし、街ゆく人々。ここは国道16号線、扇町屋南の五叉路。幹線道路と住宅街を取り成す地に小屋を建てることにしました。

広さ6畳は生まれ育った高知県で実家の庭に建ててもらったプレハブハウスに由来します。

特技のドラムが叩ける勉強部屋には離れという居場所感が良く、バンド練習はもちろん、ゲームやお笑い番組を観たり、それぞれ仲間が出入りしていました。

そこに集まり、知り合いが出来るという楽しい時間がたくさんありました。大人になっても同じ空間を作りたい。

音楽が聴こえ足を止め、コーヒーの匂いに惹かれ、よりすぐりの本を読めて、これまでとこれからを談笑し、お客様同士をつなぎ、ゆるやかな時間を楽しむ。

気軽に集まれるコミュニティ的存在として地域の人たちと一緒に歩みたいと思います。

2021.11.7
中川章博